アルゼンチン:ブエノスアイレスで5人のアナキストが拘束される

 4月27日火曜日、ヤニス・ジミトゥラキス(Giannis Dimitrakis){1}との国際連帯行動の日、アナキストの同志たちの一団がギリシャ大使館を訪れた。抗議行動の過程で、大使館から火器を携帯した市民警察が出て来て多くの同志たちを殴り、5人を連行した。そのうち1人は病院に搬送されなければならず、そこで当日の夜を過ごした。残りの4人(男の同志2人と女の同志2人)は当夜、警察署に留置された。
 木曜日の朝7時から、5人の同志たちはコモドロの管轄裁判所に移送された。そこで彼らは、犯行の事実に照らして、釈放するかどうかの報告を受けることになっていた。CaDeP(人民の権利のための反弾圧コーディネーター)の弁護士マルティン・アルデレテは午後3時になって、彼らの釈放が却下されたことを知らされた。
 彼らに帰せられた容疑は、現実から大きく乖離しており、茶番だということが理解できる:
―軽度及び重度の傷害。(ある警官が同志たちの1人を殴った際、指を骨折)
―権威への抵抗。(鎮圧される時に顔を覆う:デモ参加者の1人が頭に深い切り傷を負い、重症。別の1人は腕を骨折)
―重度の損壊。(スプレーで描いたりペンキの球を投げる)
―イデオロギーの優越:力によって思想を強要しようとすること。(ギリシャの政治犯の囚人との連帯を表現する)
 この最後のものは、刑事犯人の権利の枠組みからみて違憲である(個人の人格を、その思想を、その行為以外のものを追及すること)。さらに、水曜日から木曜日にかけての夜間に、連邦警察と憲兵隊が2人の同志たちの住居を家宅捜索した。
 彼らのうち1人の家では「要注意物件」の一部が発見された:半分まで飲みかけたジュースの瓶。本や雑誌に加えてパソコンも押収した。これまでに出ている証拠によるなら、5人の拘束者たちの抗議行動と要求を裁くためにのみ起訴する、としか説明できないだろう。
 損壊、傷害、襲撃と権威への抵抗、そしてまたイデオロギーの優勢という、当の判事のクラウディオ・ボナディオが、かつて複数の組織に押し付けようとしたことのある罪状によって、彼らは起訴される{2}。
 マスメディアが共謀して、都合のいいように事実をもてあそび、事実や同志たちの責任を判定し、裁判官や死刑執行人の役割を果たすということははっきりしている。
 アルゼンチン国家は現時点で、2人の同志たちをブエノスアイレス第3合同施設に、3人の同志たちをエセイサ第1複合施設に監禁している……
 我々は全ての人々に呼びかける。これらの同志たちと連帯することを。そして、国家の側からのこの攻撃の中で、尊厳をもってこの現実に向き合い、より良い世界と生のために闘う全ての者たちに対して、政府が実行し続ける恥知らずな弾圧の実態を暴露することを。

 1日も早い釈放を!! 捕らわれたアナキストたちを街路へ!! 起訴するな!!

{1}ヤニス・ジミトゥラキス:ギリシャのアナキストで、銀行強盗の容疑で4年前から投獄されている。35年間の禁固刑を科せられる恐れがある。
{2}連邦判事クラウディオ・ボナディオは、悲しいことに、イスラエル国家によるパレスチナでの抑圧行為に反対して引き起こされた諸事件の後で逮捕された5人のデモ参加者たちへの、そしてフロレンシア・バレラ地区のMTR(テレサ・ロドリゲス運動)の拠点が家宅捜索を受けた後、拘束された他の4人への勾留起訴で有名である。ボナディオは彼らが「イデオロギーの優勢」―思想を力で強要する―、反差別法違反、軽度の傷害、そして権威への抵抗という罪を犯したと判断した。

(原文)
http://www.ainfos.ca/ainfos18183.html

(英語の情報)
http://sysiphus-angrynewsfromaroundtheworld.blogspot.com/2010/04/urgent-solidarity-with-comrades.html


※この記事はIさんによる翻訳の転載です。